セッターのトスを安定させるにはどうすればいいか?
トスがブレると、スパイカーのタイミングが外れてしまいます。
きれいなトスが打てなければ、チームメイトに申し訳ないですよね。
試合中に自信を失い、プレーに集中するのも難しくなるかもしれません。
そんな方のために、この記事では...
セッタートスを安定させる具体的な方法!5選
と題して解説します。
トスの精度を上げることは、単にチームの勝利へと繋がるだけでなく、自信にも大きく影響します。
この記事を参考に、安定したトスを身に付けてください。
バレーボールセッタートスを安定させる方法5選!
バレーボールにおいて、セッターのトス精度は勝敗を左右する大きな要素です。
安定したトスを打つことができれば、スパイカーがスムーズにスパイクを決められ、確実に得点チャンスを作れます。
トスを安定させるためには、次の5つのポイントを意識してください。
- 基礎となるフォームの徹底
- リリースのタイミングへの意識
- 指先の正しい使い方
- 体幹の安定性向上
- メンタルコントロールの重要性
①:基本のフォームを徹底的に習得する
まず、トスの基礎となるフォームを徹底的に身につけることが大前提です。構えから投げ出し、フォロースルーに至るまで、一連の動作を意識して繰り返し練習しましょう。
トスの軌道や回転数は、このフォームの正確さに比例します。特に背中と腰の使い方を習熟させ、体の開き具合やリリース位置を一定に保つことが重要になります。
②:リリース時のタイミングを意識する
セッターは、ボールを指先で受け止めてからリリースするまでの一呼吸のタイミングが要求されます。
そのため、後ろからのサーブレシーブでも、スムーズにトスを上げられるよう、リリースのタイミングへの意識を常に持ち続けなければいけません。
タイミングが遅れれば回転が利かず、早すぎればコントロールが難しくなるので、定期的にタイミング練習を取り入れ、感覚を磨きましょう。
③:正しい指先の使い方を身に付ける
バレーボールのセッタートスは、指先の使い方が命綱と言えます。トスのコントロールを最大限に高めるには、親指と人差し指の腹でボールに回転をかける重要性を認識刷る必要があります。
指の力の入れ具合や腕の出し入れの強さでトスのキレを調節することも可能なので、腕や指先の感覚を磨くことが大事です。
④:体幹を安定させるトレーニングを行う
滑らかで力強いトスを実現するには、体幹の安定性が欠かせません。転がないようにボールをキャッチし、躊躇なくリリースするためには、体を支える筋力があることが重要なのです。
腹筋や背筋はもちろん、体の軸となる股関節周辺の強化もプラスになります。
普段からバランス運動やコアトレーニングを行い、体幹の安定を意識しましょう。
⑤:メンタルコントロールの重要性を理解する
細かな技術やフォームの他にも、メンタル面のコントロール能力がバレーボールセッターには求められます。
チームメイトの視線を意識しすぎたり、過去の失敗を引きずったりせずに、集中力を切らさずプレーできるかどうかが鍵を握ります。
つまり、プレッシャーに強い精神力を鍛えることが大事というわけです。
そのためにも、日頃からイメージトレーニングやリラクゼーションなどの方法を取り入れるといいでしょう。
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このようにバレーボールセッタートスを安定させる方法としては、フォームや、リリースのタイミングや指先の正しい使い方を徹底し、体幹を安定することが重要となります。
また、メンタル面も大事なポイントなので、日頃からトレーニングしてください。
セッターのトスが安定する人としない人の違い
セッターのトスが安定する人としない人の違いには何が考えられるのか?
ポイントは、以下の6つです。
- 集中力の持続
- フットワークの確実性
- 筋力とバランス能力
- 自信とプレッシャーコントロール
- コツやテクニックの習得度
- 分析力と対応力
①:集中力の持続
トスが安定する人は試合中ずっと高い集中力を保っていますが、そうでない人は気が散れやすく、集中力が切れ途切れがちです。
②:フットワークの確実性
トスが安定する人は、次の動作を予測しながら確実なフットワークでボールに体勢を作れますが、トスが不安定な人はフットワークが怪しく、ボールに対する体勢が崩れがちです。
③:筋力とバランス能力
トスが安定する人は上半身に十分な筋力があり、バランスの取れた体勢でトスを打てますが、そうでない人は筋力やバランス能力が不足していてフォームが崩れやすいのです。
④:自信とプレッシャーコントロール
トスが安定する人は自信を持ってプレーでき、プレッシャーをうまくコントロールできますが、そうでない人は自信がなく、プレッシャーに弱くなりがちです。
⑤:コツやテクニックの習得度
トスが安定する人はトスのコツやテクニックを確実に習得していますが、そうでない人は習得が不十分で、フォームにぶれが出がちになります。
⑥:分析力と対応力
トスが安定する人は状況を冷静に分析し、素早く対応できますが、そうでない人は分析力と対応力に欠け、状況に適したトスを選べないことがあります。
・・・・ このようにトスが安定する人は、集中力の持続、確実なフットワーク、筋力とバランス、自信とプレッシャーコントロール、コツやテクニックの習得、状況分析と対応力に優れています。
一方、これらに欠ける人はトスが不安定になりがちになります。
バレーボールセッタートスを上げるときの注意点
次にバレーボールセッタートスを上げるときの注意点について考えてみましょう。
抑えておきたいポイントは以下の通りです。
- 体勢と構えの重要性
- ボールの受け方とリリースのタイミング
- 手首の使い方とフォロースルーの重要性
- 相手コートの状況判断力
- トス課題に合わせた軌道調整
体勢と構えの重要性
正しいトスを打つためには、まず体勢と構えが大前提となります。バランスの取れた体勢でない場合、リリースのタイミングが遅れたりフォームが崩れたりしてしまいます。
特に足の位置と開き具合、上半身と腰の使い方が重要です。構えからリリースまで一連の動作も、基本を押さえた形で行う必要があります。
トスを打つ前からスムーズな動きを意識することが不可欠なのです。
ボールの受け方とリリースのタイミング
バレーボールセッターには、ボールを受け止めてからリリースするまでのタイミングが要求されます。
受け方を誤ると指先にボールのコントロールが効かず、リリースが遅れるとボールに回転が利きにくくなってしまいます。常にタイミングを意識し、受け止めと同時にリリースする動作を身に付けましょう。
サーブレシーブの場合も同様で、スムーズにトスを上げられるようタイミング感覚を磨く必要があります。
手首の使い方とフォロースルーの重要性
バレーボールセッタートスでは、指先だけでなく手首の使い方が非常に重要な要素となります。
リリース時に手首を手前に構える「手首返し」の動作を取り入れることで、ボールに確実な回転がかけられます。また、手首の返し具合でトスのキレを調整できます。
さらにフォロースルーと呼ばれる、リリース後の腕の通し動作にも注意を払う必要があります。フォロースルーが浅いとトスの伸びに影響します。
相手コートの状況判断力
状況に応じてトスの調整を図るためには、相手コートの状況をしっかりと把握する判断力が求められます。
スパイカーの位置や角度、ブロッカーの手の位置などから次の展開を予測し、瞬時にトスの出し方を変化させられるよう心がけましょう。
単に技術を身に付けるのみならず、ゲームの流れを冷静に読み取る力が重要になります。
トス課題に合わせた軌道調整
ゲーム中にさまざまなトスが要求されることに留意しましょう。ストレートのスパイクトス、クイックのタイトトス、ワンバウンドやバック攻撃など、それぞれの課題に合わせたトスの軌道や回転を自在に変えられるよう準備が必要不可欠です。
スパイカーの移動に素早く対応できるトス力も身に付けたいものですね。
練習の際は、様々な課題に対応できるよう軌道の変化をつけて練習するとよいでしょう。
まとめ
今回は、「バレーボールセッタートスを安定させる方法」と題して解説しました。
バレーボールでセッターとして活躍するには、トスの安定性が何よりも重要です。
正しいフォームと体勢、タイミング、手首の使い方、状況判断力など、様々な要素を総合的に磨く必要があります。
技術面はもちろん、集中力とメンタル力、筋力とバランス能力も欠かせません。
この記事を参考に、一つひとつ着実にステップアップしていきましょう。
安定したトスを身に付ければ、自信に満ちたセッターとしてコートを沸かせられるはずです。
きっとチームの勝利に大きく貢献できるでしょう。
ぜひトス精度の向上に力を注ぎ、喜びを感じられるプレーを目指してください。