トスを上手に上げるにはどうすればいいか?
あなたも、
ボールを投げすぎてしまう...
逆に力不足でトスが上がらない...
このようなことでお悩みではありませんか?
また、ポジショニングを間違えてしまえば、チームメイトにボールを渡せずにミスの元になってしまいますよね。
このような悩みを抱えているプレーヤーはあなただけではありません。
でも、大丈夫!
この記事では...
ポジショニングから動作まで、上手いトスを上げるための基本から応用までを徹底解説します。
正しい方法を身につけることで、チームのエースアタッカーにきれいなトスを供給できるようになります。
ぜひこの記事を参考に上手いトスの上げ方を学びましょう。
バレーボールで上手いトスを上げるための基本
バレーボールでは、上手いトスを上げることがプレーの基本となります。
トスを上げるときの基本には次の5つを抑えておく必要があります。
- 正しいポジショニング
- トスの位置とコート上の位置関係
- バランスの良いスタンスの確立
- ボールの握り方とリリースのタイミング
- 腕と手首の動作の連携
①:正しいポジショニングの重要性
トスを上手に上げるためには、まずコート上での自分の位置が重要です。
プレーの展開を読み、次に期待されるトスの位置を予測して、あらかじめ適切な位置に移動しましょう。
センターラインから少し前の位置がベストです。トスの高さや方向を調整しやすくなります。
②:トスの位置とコート上の位置関係
トスの位置は、攻撃コースやスパイカーの位置によって変わります。
ポジションごとのトスの位置を意識し、スパイカーが思い描くコースに合わせて調整することが大切です。
例えばレフトスパイカーにトスを上げる場合は、センターラインの少し左から上げるとスムーズです。
この位置関係を体で覚えましょう。
③:バランスの良いスタンスの確立
トスを上げる前に、両足を肩幅に開き、膝を少し曲げてしっかりとした構えを作ります。
重心は足の付け根付近に乗せ、バランスを保つことが大切です。
ここからスムーズにトスの動作に入れます。
バランスが安定していれば、コントロールも良くなります。
④:ボールの握り方とリリースのタイミング
トスを上げる際、ボールは指の腹と手のひらの両方で支えます。
親指と人差し指の間に挟んで、他の指で下から支える形です。
リリース時には指先を使い、アーチを描くようにボールに回転をかけましょう。 タイミングが遅れるとボールが落ちてしまうので、しっかり意識が必要です。
⑤:腕と手首の動作の連携
最後に腕と手首の動作の連携が重要なポイントです。
腕を真っ直ぐに伸ばし、手首を柔らかく使ってボールを放り上げます。
腕の動きと手首の動きを分離するのがコツで、スムーズな動作でボールに加速がつきます。
腕と手首の連携した動作を覚えることで、上手くトスを上げられるようになります。
トスの基礎から応用まで
バレーボールでは様々なシチュエーションに合わせてトスの高さや角度を変える必要があります。
基本のスタンディングポジションからランニングポジション、さらにはジャンプトスまで、状況に応じた上げ方を身につけましょう。
スタンディングポジションでのトスの上げ方
スタンディングポジションは最も基本的なトスの上げ方です。
両足を肩幅に開き、膝を少し曲げた構えから腕と手首を使ってボールを放り上げます。
体の正面に対してまっすぐトスを上げるのがコツです。
この基本を徹底的に練習しましょう。
ランニングポジションでのトスの上げ方
走りながらトスを上げるランニングポジションは、より高度なスキルが必要です。
まずはゆっくりと歩きながらトスを上げる練習から始め、次第に動作を速くしていきましょう。
重心の移動とタイミングを意識することがポイントです。
高いトスの上げ方
高いトスはスパイカーにタイミングを与え、思い切った打撃を可能にします。
腕を真っ直ぐに伸ばし、手首を最後に利かせることで高さを出せます。
ただし、高すぎるとコントロールが難しくなるので、適度な高さを心がけましょう。
低いトスの上げ方
一方で低いトスは相手の守備を引き付けて空間を作る戦術的な役割があります。
腕の動きは抑え、手首の小気味よい動きだけでボールを放り上げます。
低すぎると攻撃のチャンスを逃しますので、ある程度の高さは確保しましょう。
ジャンプトスの基本
ジャンプトスは最も高度なトス技術です。
ジャンプした後にトスを上げるため、タイミングと体勢の維持が難しくなります。
まずは低い位置からジャンプする練習を重ね、少しずつ高さを上げていきましょう。
思い切ったジャンプ力とコントロール力が必要不可欠です。
上手いトスを上げるためのコツとポイント
トスの技術を磨くには、基本の動作に加えていくつかのコツとポイントを押さえる必要があります。
具体的には以下の5つです。
- ボールの軌道にフォロースルーする
- 視線の使い方を意識する
- 体幹の回転を活用する
- リズムとタイミングを大切にする
- 状況判断力を養う
ボールの軌道へのフォロースルー
トスを上げた後も、ボールの軌道に手や腕をなぞるようにフォロースルーすることが大切です。
これによりボールに適切な回転がかかり、スパイカーが思うようなトスを上げられます。
フォロースルーの動作を大きくすれば、より確実にトスをコントロールできます。
視線の使い方
上手いトスを上げるには、視線の使い方が重要になります。
トス動作の最中は視線をボールに向け、リリース後はすぐにスパイカーの位置を視界に入れましょう。
この視線の移動により、ボールとスパイカーの位置関係を把握でき、適切なトスが可能になります。
体幹の回転の活用
トスを上げる際の体幹の回転は、トスの方向性やスピードをコントロールする上で欠かせません。
体幹を意識的に回転させることで、腕の動きがスムーズになり、力強いトスを打つことができます。
体幹の使い方次第で、トスの質が大きく変わってきます。
リズムとタイミングの意識
バレーボールではリズムとタイミングが命です。
トスアップの際も、スムーズなリズムを保ち、的確なタイミングでボールをリリースすることが大切です。
リズムが乱れるとミスの原因になりかねません。特に、ランニングポジションやジャンプトスではタイミングが難しくなるので、意識して練習する必要があります。
状況判断力の養成
上手いトスを上げるためには、プレーの状況を的確に判断する力が求められます。
攻撃コースや守備の状況を瞬時に読み取り、そこからベストなトスを選択できるよう、判断力を高める努力が重要です。
経験を重ねることで、自然と状況判断力は身につきます。
定期的な練習の重要性
トスの技術向上には、コツコツとした地道な練習が不可欠です。
基本の動作やリリースのタイミングなど、一つひとつの要素を確実に身につけていく必要があります。
また、状況を変えた応用練習によって、より実戦に近い環境でトスを上げる経験を積みましょう。
トス上げの自己分析とフィードバック
上達のためには自己分析が欠かせません。
トスを上げた後は、軌道やスピード、タイミングなどを冷静に見直し、課題を見つけましょう。
さらに、コーチや仲間からのフィードバックを受け入れ、改善点を抽出することも大切です。
トスのバリエーションを増やす
トスの上手さを高めるには、高さや角度、スピードなど、様々なバリエーションを増やすことが効果的です。
基本に留まらず、新しい上げ方にも挑戦していきましょう。
攻撃の厚みが増し、いざというときに対応できるようになります。
まとめ
バレーボールで上手いトスを上げるには、正しいポジショニングとスムーズな動作が基本です。
そこに視線の使い方や体幹の回転、リズム感覚などのコツを盛り込むことで、より高度なトス技術を身につけられます。
確かに一朝一夕にはなれません。
しかし、コツコツと練習を重ねていけば、必ずレベルアップできるはずです。
ぜひ今日からこの記事を参考に、上手いトスを身につけるための行動を始めてみてください。
きっと新しい自分に出会えるはずです。